流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





あらた/営業損失60.3%圧縮

2009年02月13日 / 決算

あらたが2月12日発表した2009年3月期第3四半期連結業績(累計)によると、売上高は4433億8500万円(前年同期比3.5%増)、営業損失3億1500万円(前期は7億9500万円の営業損失)、経常利益24億4500万円(26.3%増)、当期利益6億1600万円(2億7700万円の当期損失)となった。

営業戦略については、子会社のジャペル、ファッションあらたのグループ企業の特性を生かして、ニーズに合った総合的な提案ができる機能を構築。5大カテゴリー(化粧品、トイレタリー、紙、家庭用品、ペット用品)の総合提案の強化を図った。タカマツヤと共同出資で「アドグッド」を設立。専売品を持たない得意先やスーパー業態を中心に、「アドグッド」ブランドによるあらた独自の専売品の企画開発・販売促進機能を提供。販売店の店頭活性化を進める。

営業・物流機能については、中期経営計画の中の「全国拠点の再構築の推進と適材適所の人員配置による生産性向上」戦略の一環として、2008年4月1日付で中国支社と四国支社を統合し、中四国支社として西日本地区の営業体制強化を図った。

関東地区では、同日付で所沢支店と東松山店を統合し、埼玉支店を設立。さらに、11月に船橋支店と千葉営業所を統合して千葉支店を設立し、営業・物流機能の充実を図った。その結果、関東地区での物流再構築は終了した。

九州地区でも2008年4月1日付で久留米支店を福岡支店に統合した。こうした拠点の再構築によって営業・物流面の効率化と間接業務の集約化によるコスト削減を目指した。

通期の業績予想に修正はなく、売上高5540億円、営業損失14億円、経常利益22億円、当期利益5億3000万円を見込んでいる。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧