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しまむら/来店者減少で当期利益は従来予想比14.6%減の87.8億円

2008年10月06日 / 決算

しまむらが10月1日に発表した2009年2月期中間決算(2008年2月~8月)は、売上高は2018億3700万円(前年比0.2%増)、経常利益は157億7000万円(4.0%減)、当期利益は87億7600万円(4.2%減)と減益となった。

当期利益については、従来予想の102億8200万円と比べ14.6%減となった。

主力のしまむら業態では、トレンド提案に力を入れ、陳列・演出技術力を向上させるとともに、国内サプライヤーを通じた海外優良工場との取り組みを強化し、素材や縫製をはじめとした品質の向上に注力し、当期期間の商品1店あたりの販売単価は前年同期比3.5%増の747円となり、顧客一人あたりの平均買い上げ単価は2449円(2.2%増)。

一方で、消費者の低価格志向に合わせ、7月からチラシや売場販促物を活用し、安さを強調したが、天候不順と消費者の生活防衛意識の高まりから、来店客数は2.3%減少。

店舗の新設については、24店舗を新たに開設した。既存店の建て替えを7店舗で行い、50店舗で大規模な改装を実施。設備の老朽化が進み、隣店舗で代替えができる2店舗を閉店。

新設店舗では、郊外ショッピングセンター内への出店に加えて、都市部の商業ビル内への出店も進めており、当期期間中にビルイン・タイプの店舗を5店舗出店した。

この結果、しまむら事業での店舗数は1099店舗となり、総売場面積は前年同期末よりも5万7784㎡増加し、112万4702㎡。

通期の見通しでは、サプライチェーン全体と共生して流通構造の変革を進め、売上高は4218億8100万円、経常利益は380億4000万円、当期利益は210億3500万円。

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