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イズミヤ/費用構造改革を実施するも当期損失12億6800万円

2009年07月10日 / 決算

イズミヤが7月10日に発表した2010年2月期第1四半期決算によると、売上高931億2700万円(前年同期比1.2%減)、営業利益3億2000万円(75.7%減)、経常利益1300万円(前期は10億5900万円の経常利益)、当期損失12億6800万円(3億4500万円の当期利益)となった。

3月から中期経営計画「change-i」をスタートし、3000品目を「まいにち安いお値打ち価格」として提供する暮らし応援企画を実施。エブリデー・ロープライス商品を拡大して価格競争力を強化し食品などで客数、買上点数を維持したが、単価の下落分はカバーできなかった。また新型インフルエンザの発生で、一部の特需はあったものの、非食品などで大幅に客数が減少した影響を受けた。

並行して値下げ原資の確保のため費用構造改革を行い、短期的な費用削減にも取組んだが売上減に伴う粗利益高域はカバーできなかった。店舗面では、グループ会社のはやし泉大津店を含む4店舗を「まるとく市場」に業態転換した。また、はやしが3月にまるとく市場鳥取店を開店。一方で赤字店の構造改革策として、3月に六地蔵店で直営市場を縮小して大型テナントを誘致する改装を実施した。

商品面では、プライベートブランド「good-i」の中でも価格訴求商品のチャレンジ商品を積極的に拡大。今後はユニー、フジと共同で新ブランド「Style ONE」を立ち上げる。グループ会社では設立2年目のデリカ・アイフーズが同期より黒字化。6月にはイズミヤカードとレマントラベルサービスが合併し、9月にはテンファッションズとペリカンを合併する。

通期は売上高3870億円(1.5%増)、営業利益54億円(1.1%増)、経常利益42億円(0.3%増)、当期利益10億円(3.5%増)を見込んでいる。

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