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カワチ薬品/3月期の売上高4.1%増、当期利益57.5%減

2009年04月28日 / 決算

カワチ薬品が4月28日発表した2009年3月期の連結業績によると、売上高2339億5900万円(前年同期比4.1%増)、営業利益77億9300万円(25.4%減)、経常利益82億600万円(22.7%減)、当期利益25億200万円(57.5%減)となった。

生活者医療の担い手となる地域密着型店舗として独自のメガ・ドラッグストアの店舗展開を進め、健康と美容にフォーカスした差別化策を推進するため、医薬品、化粧品の専門性強化を図る一方、生活を支える雑貨や食品では、品ぞろえや販売価格の見直しを行うことなどにより、集客と固定客化に努めた。

出店は、ドミナント化を推進するため、既存地区である茨城県に3店舗、山形県、群馬県に各2店舗、岩手県、栃木県、静岡県に各1店舗、新規地区への出店として神奈川県に1店舗、計11店舗を出店した。

また、茨城県では増床2店舗、栃木県と茨城県の既存店舗に各1店舗の計2件の調剤薬局を併設した。埼玉県の1店舗をスクラップ&ビルドの一環として退店した。

次期の見通しては、小売業全体の競争激化対策として、本格的な高齢化社会の到来に対応し、ドラッグストアとして予防にフォーカスした商品の品ぞろえや機能性を重視した安心安全な商品の品ぞろえを強化する一方、治療を目的とした商品の品ぞろえやカウンセリング機能及び調剤出店を強化するなど、引き続き専門性強化策を進め差別化策を図るとともに、既存店活性化のための改装も実施していく。

出店は、商勢圏拡大のためにドミナント化を進めるため、既存地区である群馬県、長野県に2店舗、岩手県、山形県、宮城県、栃木県、山梨県、静岡県に各1店舗の計10店舗の出店を計画している。

また、茨城県、群馬県に各2件、宮城県、栃木県では調剤薬局を各1店舗の計6件、既存店舗へ併設する予定。茨城県2店舗、宮城県1店舗の主に小型店計3店舗をスクラップ&ビルドの一環として退店を予定している。

次期連結業績の見通しは、売上高2432億3000万円、営業利益84億5000万円、経常利益86億7000万円、当期利益43億6000万円を見込んでいる。

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