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キリン堂/売上減で第2四半期下方修正、当期損失4億8500万円に

2009年09月18日 / 決算

キリン堂は9月18日、3月31日に発表した2010年2月期第2四半期の業績予測値を修正した。修正後の予測値は、売上高が529億1100万円(当初予測より5.2%減)、営業利益5億8200万円(47.1%減)、経常利益7億1400万円(40.5%減)、当期損失4億8500万円(当初1億3000万円の当期損失を予測)と下方修正となった。

修正の理由は、消費者の買い控え傾向の強まりと企業間の競争激化による来店客数の伸び悩み、天候不順による季節商材の売上不振などでの売上高の減少などのため。

第2四半期で来店促進を図るためのクレジットカードの導入や販売価格の見直し、ヘルス&ビューティ商品の販売強化などに加え、改正薬事法施行や新型インフルエンザ発生による関連商品需要への対応にも努めたが、売上高は減少の見通し。

利益面でも、売上総利益率の低下をカバーするため、コストコントロールに注力し、販売費・一般管理費は計画を下回ったものの、売上総利益の減少を補うには至らなかった。

また、棚卸資産評価損も発生した。第1四半期より売価還元法による低価法に評価方法を変更し、自社と連結子会社の評価基準、評価方法を見直して採用することにしたものだが、この変更で、期首商品に含まれる変更差額9億1900万円を棚卸資産評価損として特別損失に計上した。

さらに、新会計基準の適用に伴い、グループが所有している店舗設備等の一部について減損損失が2億3700万円発生。不採算店舗の閉鎖に伴う店舗閉鎖損失が9400万円発生する見通しとなったため下方修正となった。

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