ケンタッキー/神奈川県相模原市に次世代モデル店4/3オープン、バーガー生産力6倍

2026年04月02日 17:01 / 店舗レポート

日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)は4月3日、神奈川県に次世代モデル店舗「ケンタッキーフライドチキン 相模原大野台店」を立ち上げる。既存店を大幅にリニューアルしてオープンする。2日にメディア向け内覧会を開催した。

<相模原大野台店>
相模原大野台店

「相模原大野台店」は次世代モデル店舗1号店という位置づけで、店舗外装や店内空間はグローバルデザインを採用した。丸みを帯びた温かみのあるデザインが特徴。

<ガラス張りの店内>
店内の様子

店舗の敷地面積は280m2で、他の店舗よりも1.5~2倍の広さ。今回のリニューアルによって店舗部分を従来の1.5倍に拡張し、キッチンと客席を広くした。店内はガラス張りで解放感のある空間になっており、ファミリー層に加え、学生や若年層を取り込んでいきたい考え。

<2レーンのドライブスルー>
2レーンのドライブスルー

店の外には、国道16号線から入りやすい場所にドライブスルーを設けており、KFCとして初めて2レーンを設置する。1レーンに比べて倍の集客に対応でき、利用する顧客側も待たずに注文ができるというメリットがある。

<会計と受け渡しの窓口が別>
会計と受け渡しの窓口が別になっている

さらに今回初めてドライブスルーでの「会計」と「受け渡し」の窓口を分けた。窓口が2つになることで人手は余計にかかるが、スピーディーなサービス提供を行うことでより多くの客数に対応し、ドライブスルーでの収益アップにつなげる狙い。

<セルフレジが4台>
セルフレジが4台

店内に入ると正面に4台のセルフレジが並ぶ。セルフレジでのオーダーから商品の受け取り、客席への動線が重ならないような設計になっている。なお、セルフレジの奥には有人のレジも備えている。

<大人数のファミリー席>
大きなテーブル席

客席は52席(卓数22卓)。今回のリニューアルによって大人数のファミリー席を増やしており、そのほかにも2人用の席もテーブルが可動式で、人数が増えても対応できるようにしている。

<キッチンは生産力を高めた>
キッチン

キッチンも従来の店舗より機能を強化する。遠藤久会長は新店舗のキッチンについて「製造オペレーションは私が一番こだわった部分」と強調する。

「これまでKFCは、でき立ての商品を作っておいて提供するというオペレーションだった。もちろんそれでも十分おいしい商品が提供できるが、今回はキッチンをさらに進化させて、注文が入ってから作って提供するオーダーラインを作った」

中でもKFCが注力しているバーガーは通常、1時間に60個程度の製造キャパシティだが、新店舗では「製造ラインをダブルにし、新たな機器も導入して、約6倍となる1時間に360個作れる生産力を実現した」という。そのほかにポテトについても新たな機器を導入し、でき立ての商品が提供できる体制を整えた。

<遠藤久会長(左から2人目)>
遠藤久会長(左から2人目)

今回の店舗は、KFCにとってパイロット店舗と位置付ける。この店舗で新たなオペレーションや商品のテスト開発を次々と行って、他の店舗に活用していく方針。

「朝食・ランチ・スナック・ディナー・ナイトといった時間帯に合わせて、ニーズに応えられる商品や空間提供、サービス体験を作り出していきたい。その意味で、この店舗は土日の営業時間も少し早くて朝9時から営業する。そして近い将来には、お客様のニーズが高い朝食・モーニングにも入っていき、新たな価値を提供したい」

将来的にはチキンとバーガーを1:1の売上比率に

<遠藤久会長>
遠藤久会長

KFCが次世代モデル店舗1号店をオープンする。具体的に「相模原大野台店」で何を目指していくのか。その狙いや方向性について遠藤久会長に聞いた。

──「相模原大野台店」ではバーガーの製造工程を強化しています。バーガーの売上比率を高める計画でしょうか?

遠藤会長 現状、チキンとバーガーは2:1の比率です。これを将来的には1:1にしていきたい。バーガーはそのまま個食の食事につながる。今KFCはそこを取り切れていない。今後は食事に耐えうるバーガーをもっともっと広げていきたいです。

──それは1人や2人といった少人数の食事のニーズもにらんでいますか?

遠藤会長 そうです。ランチやディナーといった時間帯の食事にしっかり対応していきたいというのが我々の狙いです。

──朝食も強化していく方針です

遠藤会長 朝食はまだまだチャンスがあると思ってます。ケンタッキーフライドチキンは朝食の時間帯はほとんど営業していません。ただ、チキンのカテゴリーから朝食のメニューをどんどん出せると思いますので、ここも順次この店舗でテストをして、全国に広げていきたいと思っています。

──ドライブスルーは初めて2レーンですが、テイクアウト利用をさらに広げる狙いでしょうか?

遠藤会長 今までのKFCは、テイクアウトでお家に持って帰ってグループで食べるみたいなイメージが強かったかもしれません。今回、ドライブスルーマーケットとして、テイクアウトだけではない、車内での需要もにらんでいく。今まではドライブスルーで車に降りずにテイクアウトしていたのが、それだけではない新しいマーケットを見据え、それに合った商品を含めて作っていく。それにより客数ももっと増やせるのではないかと考えています。

■ケンタッキーフライドチキン 相模原大野台店
所在地:神奈川県相模原市南区大野台6-5−14
席数:52席(卓数22卓)
駐車場:約20台

取材・執筆 比木暁

ケンタッキー/東名阪中心に出店し2030年に1700店舗へ、メニュー拡充で客層広げる

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