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コックス/メンズ部門の低迷などで売上高86億円

2009年09月29日 / 決算

コックスが9月29日に発表した2010年2月期第2四半期決算によると、売上高は89億600万円、営業損失2億8700万円、経常損失2億2500万円、当期損失5億3400万円となった。

営業・商品面では、営業体制を本部制から、Ikka事業部、COX事業部の事業部制組織に変更し、各自のマーケットに迅速・的確に対応できる体制づくりを行った。

レディース部門の強化、平日の売上強化やSC内の空所を活用した催事の開催、並行して生産工場の集中化、リードタイムの短縮化、商品投入店舗パターンの再設計など生産から消化体制の整備・進化にも取組んだ。

店舗面では、国内で出店を厳選し、不採算店舗の閉店を加速。出店はIkka5店舗、閉店はCOXを中心に23店舗を閉鎖し、期末国内店舗数は216店舗となった。海外では、北京国際商城シッピングセンターにIkkaを1店舗展開した。

コスト面では、本社・店舗の人員数、店舗の賃貸借契約内容、販促手段の見直しなど全社的経費削減によるコスト構造改革に取組んだが、業績面ではレディース部門が回復基調にあるものの、メンズ部門が低迷し既存店売上が減少(既存店前年同期比で15.0%減)したため売上高が減収となった。

売上総利益は値入率アップや見切りロス削減などにより、売上総利益率は52.3%と改善したものの46億2400万円にとどまった

。販売費・一般管理費は49億7300万円に削減したが、売上高の減少を補うには至らず、利益面で損失となった。閉店決定店舗と不採算店舗(27店舗)について、連結・個別とも減損損失2億3000万円を計上している。

事業別売上高は、Ikka事業49億500万円(10.1%減)、COX事業が39億4000万円(20.2%減)。期末店舗数217店舗の内訳(海外含む)は、Ikka95店舗、CARDIOGRAPH1店舗、COX(COXfam、COX+V含む)107店舗、PEDESTRIANPARADISE14店舗。

通期は売上高197億3000万円、営業利益2億8500万円、経常利益3億8000万円、当期利益1000万円を見込んでいる。

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