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コナカ/来客数が減少し、営業損失4億7400万円

2009年11月13日 / 決算

コナカが11月13日に発表した2009年9月期期決算によると、売上高は704億200万円(前年同期比2.5%増)、営業損失4億7400万円(前期は2900万円の営業損失)、経常損失54億8000万円(14億8600万円の経常利益)、当期損失76億5300万円(12億1900万円の当期損失)となった。

今期は営業外費用に為替相場の影響によるデリバティブ評価損60億8500万円、投資有価証券評価損5億3400万円、減損損失19億8100万円を計上したため、経常利益、当期利益に大きく影響した。事業別の概況は、ファッション事業で機能商品「シャワークリーンスーツ」の品揃えの拡充し、生産累計15万着突破記念キャンペーンを実施した。

しかし、消費者の買い控えや天候不順などで来店客数が減少し、厳しい状況となった。環境面では、1998年からの「下取りキャンペーン」で下取りしたスーツが100万着を超えた。

店舗面では、ツープライス業態店舗スーツセレクト21を、SUITSELECTへのブランドリニューアルなどで首都圏を中心に11店舗を出店した。一方、契約満了などで19店舗を退店し、店舗数は424店舗となった。ファッション事業の売上高は686億9800万円、営業損失は5億5600万円となった。

ベーカリーレストランサンマルクなどのレストラン事業では、営業力強化、来店頻度の向上、店舗競争力の向上に努めた。期末店舗数は15店舗で、売上高は17億300万円、営業利益は8200万円だった。

来期は就活生などの若年齢層の囲い込みを図り、自社ECサイトを立ち上げて販売チャネルを拡大する。機能商品も拡販を図り、売上高737億100万円(4.7%増)、営業利益18億4400万円、経常利益37億5100万円、当期利益18億6300万円を見込んでいる。

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