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コーナン商事/粗利益率上昇で営業利益20%増に

2009年10月08日 / 決算

コーナン商事は10月8日、4月13日に発表した2010年2月期第2四半期、通期の業績予測値を修正した。

修正後の予測値は第2四半期売上高が1465億7000万円(当初予測値より1.6%減)、営業利益80億1000万円(20.0%増)、経常利益57億円(26.7%増)、当期利益9億2000万円(4.6倍)と利益面で上方修正となった。

通期は売上高2876億円(0.8%減)、営業利益139億7000万円(19.4%増)、経常利益90億円(20.0%増)、当期利益21億円(23.5%増)と第2四半期同様に利益面で上方修正となる。

修正の理由は、第2四半期の売上高が夏季の天候不順などで計画を24億円程度下回る見込みなどのため。このほか利益面では円高を背景にした値入の改善、海外直輸入商品の売上構成比の上昇により粗利益率が計画より上昇する見込みのほか、経費節減効果も見られたため増益となる見通し。

通期は売上高がやはり計画比未達となる見込みだが、海外直輸入商品を前面に押し出すことにより顧客の購買意欲を喚起、売上を確保する計画。利益面では昨今の円高傾向をふまえ、営業外損失における為替差損の増加を約6億円見込み、「その他有価証券」に区分される保有有価証券で時価が下落するものについて、減損処理による投資有価証券評価損約5億円を特別損失として計上する。これらの修正を織り込んでも、粗利益率の上昇などから増益になる見込みとしている。

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