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サークルKサンクス/売上9.0%減、営業利益3割減

2010年04月08日 / 決算

サークルKサンクスが4月8日に発表した2010年2月期業績によると、売上高は1941億4200万円(前年同期比9.0%減)、営業利益151億9900万円(33.9%減)、経常利益146億700万円(35.3%減)、当期利益55億5400万円(41.1%減)となった。

加盟店からの収入や自営店売上の減少などにより、売上高は前期比9.0%減だった。経費節減に努め、販売費・一般管理費は計画を下回る1145億8300万円(0.6%減)となったが、営業利益、経常利益ともに減益となった。固定資産処分損や減損損失などにより特別損失を39億7400万円(20.8%減)計上し、税金等調整前当期利益は40.0%減の107億8千万円、当期利益は41.1%減だった。

主力のコンビニエンスストア事業では、長梅雨や冷夏などの天候要因により冷麺やアイスクリーム、ソフトドリンクなどの夏物商材が不振であったほか、消費低迷や低価格志向、異業種との競争激化などにより、ファーストフードやデイリーフーズ、加工食品など広範な商品カテゴリーにおいて売上低迷が続いた。既存店売上前年比(単体ベース)は5.6%減と計画を大きく下回った。コンビニエンスストア事業における連結子会社5社を合わせたチェーン全店売上高は9023億1800万円(4.0%減)となった。

商品の平均値入率(単体ベース)については、ファーストフードや生鮮食品、加工食品などの比較的値入率の高いカテゴリーの売上が低下する一方で、低値入商品であるサービスやタバコの売上が増加しその販売構成比が伸長したことから、前年同期実績を0.47ポイント下回る27.64%となった。

来期の業績は、売上高1943億円、営業利益143億円、経常利益132億円、当期利益50億9000万円の見通し。

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