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ゼンショー/売上高5.6%増、営業利益65.1%増

2010年02月10日 / 決算

ゼンショーが2月10日に発表した2010年3月期第3四半期決算によると、売上高は2445億9500万円(前年同期比5.6%増)、営業利益90億4200万円(65.1%増)、経常利益79億4600万円(81.8%増)、当期利益30億7600万円(52.8%増)となった。

部門別の状況は、牛丼カテゴリーで227店舗を出店、3店舗を退店し、期末店舗数は1849店舗となった。内訳はすき家1366店舗、なか卯483店舗(フランチャイズ53店舗を含む)。

すき家では2009年4月に牛丼価格の350円から330円に値下げした。12月にはさらに280円に値下げしている。

なか卯は、出店で業容の拡大を図りながら、季節商品の投入や既存商品のブラッシュアップによる商品力の強化を図り、12月に親子丼小うどんセットを590円に価格を改定した。同カテゴリーの売上高は949億700万円だった。

レストランカテゴリー(旧ファミリーレストランカテゴリー)の期末店舗数は、50店舗の出店と15店舗の退店、グループの他の業態からの転換を8店舗、他業態への転換を8店舗行い、1512店舗となった。内訳はココスジャパン564店舗(ライセンシー84店舗を含む)、サンデーサン251店舗、ビッグボーイジャパン313店舗、米カタリーナ・レストラン・グループ189店舗(フランチャイズ21店舗を含む)。

ココスは、入客数の確保に重点を置き、入客数の既存店前年比を2.8%減に食い止めた。一方で客単価は4.8%減で、売上高の既存店前年比は7.5%減となったが、店舗作業の見直しによる労働生産性の改善や、食材の仕入原価の改善などのコストコントロールに努め、売上高は1075億9900万円となった。

ファストフードカテゴリーの期末店舗数は、16店舗を出店し4店舗を退店した他、グループの他業態からの転換を2店舗、他業態への転換を8店舗行い315店舗となった。内訳は、大和フーヅ104店舗、GMフーズ107店舗、日本ウェンディーズ70店舗(12月31日で全店の営業を終了)、はま寿司34店舗。

ファストフードカテゴリーの当第3四半期連結累計期間の売上高は、195億86百万円となった。12月には「アートコーヒー」などを35店舗展開するアートカフェの全株式を取得した。3月24日を効力発生日とし、なか卯と大和フーヅを完全子会社化する。

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