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ダイドードリンコ/売上高3%減、営業利益51%増

2009年11月24日 / 決算

ダイドードリンコが11月24日に発表した2010年1月期第3四半期決算によると、売上高は1154億3100万円(前年同期比3.0%減)、営業利益44億円(50.9%増)、経常利益49億1100万円(55.3%増)、当期利益25億3200万円(73.4%増)となった。

第3四半期の飲料販売部門では、主力商品のコーヒー飲料で微糖化商品などを拡充し、幅広いユーザーの囲い込みを図った。また、炭酸飲料「復刻堂ウルトラサイダー」を発売し好評を得た。さらに自然派ウォーター「ミウ」を今後の有力商品として捉え、ブランドの確立を目指した。

自販機の導入は、不採算先自販機の撤去やスクラップ&ビルドを実施し「量から質」への方針を転換。採算性を重視し全自販機の見直しを進め、投資効果に主眼を置いた効率的な自販機オペレーション体制の再構築に注力した。

導入する自販機もエコ自販機のほか、災害時の支援ツールの一つとして「災害救援自販機」などの社会貢献型自販機を投入するなど、新しい自販機を積極的に投入した。飲料販売部門の売上高は1088億3700万円(4.5%減)だった。

飲料受託製造部門は、従来のドリンク剤のノウハウをツールとして、「美容と健康」を謳った女性向け商品を開発する体制を創り上げ、多方面からの受注を獲得できるようになった。

並行して営業開発体制の強化と生産体制の整備が拡充したこと、経済環境の変化から大手医薬品など有力メーカーの生産スタイルが自社生産からOEM生産にシフトしたことなどで、受注が伸長し売上高は65億9300万円(31.1%増)と大幅増となった。

通期は売上高1508億円(3.3%減)、営業利益36億円(37.4%増)、経常利益41億円(39.7%増)、当期利益8億3000万円(17.2%減)を見込んでいる。

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