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ダイドードリンコ/2-7月売上0.9%減、営業利益43.5%増

2010年08月28日 / 決算

ダイドードリンコが8月27日に発表した2011年1月期第2四半期決算によると、売上高は742億8600万円(前年同期比0.9%減)、営業利益25億8400万円(43.5%増)、経常利益21億8500万円(4.4%増)、当期利益6億500万円(43.9%減)となった。

飲料販売部門の売上高は698億2600万円(1.1%減)となった。商品面では、主力商品のコーヒー飲料で、最近の消費者ニーズの変化に対応して微糖化商品などのラインナップを拡充し、シェアの維持拡大に注力した。自然派ウォーター「ミウ」は、今後の有力商品として捉え、より一層のブランドの確立を目指した。炭酸飲料では、昨年ヒットした「ウルトラマン」シリーズに加え、新たに「仮面ライダー」シリーズとのコラボレーションをラインナップに加え、「復刻堂ヒーローズ缶」を導入、消費者から好評を得た。

自販機の導入では、消費者に支持される注目度の高い新しい自販機の積極投入と、不採算先自販機の撤去やスクラップ&ビルドという投資効果に主眼を置いた設置ロケーションの選定を行い、採算性を一層重視した全自販機の見直しを行った。

導入する自販機は、「ヒートポンプ自販機」や「LED照明自販機」など地球環境に優しい「エコ自販機」の開発に努めるとともに、災害時における迅速で有効な支援ツールとなる「災害救援自販機」や、収益金の一部を募金として寄付する「社会貢献型自販機」を投入するなど、地域社会や消費者に支持される新しい自販機を積極に投入した。

飲料受託製造部門の売上高は44億6000万円(2.5%増)となった。消費者ニーズはドリンク剤から健康食品やサプリメント(健康補助食品)への流れに変わり、ドリンク剤と競合する商品が数多く発売されるようになった。従来のドリンク剤のノウハウを礎として、「美容と健康」を謳った女性向け商品を開発する体制を整えた。営業開発体制の強化並びに生産体制の整備が年々拡充したことに加え、昨今の厳しい経済環境の変化から大手医薬品等有力メーカーの生産スタイルが、「自社生産」から「OEM生産」にウエイトシフトしたことなどにより、安定した受注を確保している。

通期の業績は、売上高1511億円(0.0%)、営業利益61億円(0.7%増)、経常利益56億円(1.5%増)、当期利益29億円(310.8%増)。

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