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ダイドードリンコ/飲料受託製造部門健闘するも売上高2.1%減

2009年05月25日 / 決算

ダイドードリンコが5月25日に発表した2010年1月期第1四半期決算によると、売上高は353億2900万円(前年同期比2.1%減)、営業利益2000万円(前期は2億6200万円の営業損失)、経常利益1億7100万円(1億7900万円の経常損失)、当期損失2200万円(2億5800万円の当期損失)となった。

部門別の概況は飲料販売部門の商品面で、主力商品のコーヒー飲料で幅広いユーザーの囲い込みを図り、シェアの維持拡大に注力。自然派ウォーター「ミウ」を今後の有力商品とし、一層のブランドの確立を目指すため、今年3月にリニューアルを実施した。世界的な賞であるモンド・セレクション2009金賞も受賞した。

2月には、炭酸飲料「復刻堂ウルトラサイダー」を発売し好評を得た。自販機の導入では、不採算先自販機の撤去やスクラップ&ビルドという「量から質」への方針変更を行い、採算性を重視した全自販機の見直しを進めた。

投資効果に主眼を置いた効率的な自販機オペレーション体制の再構築に注力した。導入する自販機は、環境負荷削減を第一義にした「エコ自販機」のほか、災害時の支援ツールの一つとして「災害救援自販機」などの社会貢献型自販機を投入するなど、新しい自販機を積極的に投入した。飲料販売部門の売上高は331億7400万円(3.9%減)となった。

飲料受託製造部門は、「美容と健康」を謳った女性向け商品を開発する体制を創り上げたことから、多方面からの受注を獲得した。また営業開発体制の強化と生産体制の整備が拡充したことに加え、大手医薬品などの有力メーカーの生産スタイルが自社生産からOEM生産にシフトしたことなどで、受注が大幅に伸展。飲料受託製造部門の売上高は21億5400万円(138.2%増)の大幅増となった。

通期は売上高1536億円(1.5%減)、営業利益25億円(4.6%減)、経常利益28億円(4.6%減)、当期利益12億8000万円(27.7%増)の見通し。

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