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ダイドードリンコ/減収減益、当期利益61%減

2009年02月27日 / 決算

ダイドードリンコが2月27日に発表した2009年1月期決算によると、売上高は1559億4100万円(前年同期比1.9%減)、営業利益26億1900万円(43.1%減)、経常利益29億3500万円(39.1%減)、当期利益10億200万円(61.6%減)の減収減益となった。

事業部門別の状況は、飲料販売部門では、主力のコーヒー飲料でユーザーの囲い込みを図り、シェアの維持拡大に注力した。また、自然派ウォーターを今後の有力商品とし、主力商品群とするため販売価格の弾力化を実施した。

自販機の導入では、投資効果を重視した自販機オペレーション体制の再構築が必要な時期とし、方針を見直した。具体的には、個々のロケーションに合った商品セッティングと採算管理の徹底、不採算先自販機の撤去やスクラップ・アンド・ビルドなど量から質へのシフトを狙った。導入する自販機は「エコ自販機」のほか、災害時における迅速で有効な支援ツールの一つとして「災害救援自販機」などの社会貢献型自販機を投入したが、飲料販売部門の売上高は1491億5800万円(2.9%減)と減少した。

飲料受託製造部門は、従来のドリンク剤のノウハウをツールに、「美容と健康」を謳った女性向け商品の開発体制を創り上げ、受注が拡大した。営業開発体制の強化と生産の整備も拡充させ、大手医薬品等有力メーカーの生産スタイルが自社生産からOEM生産にシフトしたことも幸いし、飲料受託製造部門の売上高は67億8300万円(24.3%増)と大幅増となった。

来期はブランド強化とラインナップ拡充、固定費削減などを図り、売上高1563億円(1.5%減)、営業利益25億円(4.6%減)、経常利益28億円(4.6%減)、当期利益12億8000万円(27.7%増)と増収減益の見通し。 

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