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ナイガイ/2009年1月期、当期利益8億5600万円

2009年03月29日 / 決算

紳士・婦人・子供靴下などの製造販売を行うナイガイ(東京都台東区)が3月27日に発表した2009年1月期決算の業績は、売上高260億7600万円(前年同期比29.7%減)、営業損失1億2100万円(前期は18億8000万円の営業損失)、経常損失4億9800万円(18億3000万円の経常損失)、当期利益8億5600万円(63億3600万円の当期損失)となった。

同期は、レディースウェア事業からの撤退、チルドレンウェア・ゴルフウェア事業の移管による事業再編を実施し、経営資源をレッグウェア事業と新規業態事業に集中させ、高付加価値の商品構成で他社との差別化を図った。レッグウェア事業では「ファッション」「健康」「機能」という3つのキーワードで商品を位置付け、既存販路ビジネスの深耕を図った。成長戦略の柱である新規業態事業は、テレビショッピングとウェブショッピングを中心に、多様化する消費行動に対応した。

売上高は約3割減の大幅減となったが、営業損失、経常損失は赤字ながらも改善傾向にある。当期利益は固定資産売却益6億400万円やライセンス契約終了益9億3900万円が計上されたため最終的に利益を確保した。単体実績は売上高234億4900万円、営業損失5億1000万円、経常損失6億4100万円、当期利益7億7100万円となっている。

来期は売上高170億円(34.8%減)、営業損失2億円、経常損失2億6000万円、当期損失3億円と減益が続く見通し。

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