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ファーマライズHD/調剤薬局拡大で売上高7.7%増、営業利益9.3%増

2009年07月15日 / 決算

ファーマライズホールディングスが7月15日に発表した2010年5月期決算は、売上高200億700万円(前年同期比7.7%増)、営業利益5億3900万円(9.3%増)、経常利益4億700万円(17.9%増)、当期利益2億2200万円(130.5%増)となった。

事業別の概況では、調剤薬局事業で医薬分業率の拡大余地の大きい京都・北陸地域やグループが既にドミナント圏を形成している新潟、愛知などに計9店舗を開局。一方、店舗運営の効率化の観点から医療機関の縮小や分業計画に遅れのある4店舗を閉鎖したため、期末調剤薬局店舗数は126店舗となった。

また、昨年4月に実施された薬価改定などで調剤サービスの高度化と競争の激化が進行しているため、重点施策項目として地域医療(在宅医療・施設調剤)の強化と後発医薬品の取扱拡充などに取組んだ。さらに今後の新卒薬剤師の採用が困難になることを見越して、32名の新卒者を確保。薬剤師の教育研修を実施した。調剤薬局事業の売上高は197億1300万円、営業利益は5億8600万円となった。

処方データビジネス事業と完全子会社のふじい薬局が運営する調剤薬局以外の店舗での化粧品等の小売販売、衛生材料等の卸販売などのその他の事業は、売上高2億9300万円、営業損失は4600万円となった。

来期はドミナント圏の強化や医薬分業率の拡大が見込める地域を主体に12店舗の出店を行うなどで、売上高212億円(6.0%増)、営業利益6億2700万円(16.2%増)、経常利益4億9300万円(21.1%増)、当期利益2億600万円(7.0%減)を見込んでいる。

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