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フェリシモ/円高で輸入品の仕入れ原価率改善、当期利益は64.3%増に修正

2008年10月06日 / 決算

フェリシモが10月2日に発表した2009年2月期(2008年3月~2009年2月)の中間期業績予想修正は、売上高は266億2500万円(前回予想比2.9%減)、経常利益は21億500万円(66.7%増)、当期利益は11億1100万円(64.3%増)。

各事業ブランドで対象顧客に向けてカタログやWebサイトを通じたブラド別マーケティングを行い、ブランドの提供価値をトータルに顧客に伝えるためのメディアの創刊、現代を代表する作家とアーティストのコラボレーションから生まれた30冊の絵本によるプロモーションなどの活動を実施した。

さらに、顧客世帯のマーケティングについては、過去の購入履歴を反映した顧客属性に合わせたカタログを毎月タイムリーに発送する案内方法を5月から新しく導入した。

売上高が当初の予想を下回りながら利益が予想を上回ったのは、円高によって直輸入衣料品の仕入れ原価率が改善したことに加えて、売上高に占める衣料品の構成比が高まったことで売上総利益率が当初の予想を上回ったため。

また、受注に対する商品の充足率が改善したことで別便による配送が減少し、1件あたりの出荷単価は上昇したが、出荷数が計画を下回り、商品の運送料と出荷に伴う資材をはじめ、問い合わせ対応などの顧客サービスに関連する人件費の支出が抑えられたほか、上半期に予定していた一部の広告活動が下半期に変更になった。

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