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ベルーナ/家庭用品部門不振で売上高14.7%減、営業利益50%減

2009年08月05日 / 決算

ベルーナが8月5日に発表した2010年3月期第1四半期決算によると、売上高は265億4600万円(前年同期比14.7%減)、営業利益14億600万円(49.6%減)、経常利益13億1100万円(51.0%減)、当期利益6億8400万円(52.5%減)となった。

事業別の概況は、カタログ事業が個人消費低迷の影響を受け、カタログ発行部数を削減したことで、アパレル部門ではほぼ計画通りに進捗した。家庭用品部門は総体的に不調で、売上高は9.6%減の173億円、営業利益は39.9%減の3億6000万円となった。

単品通販事業は、輸入代行事業から実質的に撤退したベルネット インターナショナル ホンコン リミテッド、ビーエヌ インターナショナル ユーエスエー インクの影響もあり、売上高は19.7%減の55億6300万円となった。営業利益もこの2社が営業損失を計上したことで72.8%減、2億4300万円と大幅減益を記録した。

通販代行などの受託サービス事業を手がけるBBS事業では、顧客ニーズを的確に捉えたことが奏功し、売上高は87.0%と大幅に伸長したものの、収益性の高い法人封入・同送サービス事業分野では企業のコスト削減志向の影響を受け苦戦。BOT事業の全体売上高は7.6%減の4億8700万円、営業利益は40.5%減の2億1800万円と大幅減益となった。

その他の事業ではフレンドリー、BANKAN、わものやの3社合計売上高は0.5%増の11億3000万円と横ばい。一方、前期は昨年6月に撤退したカレーム事業関連の売上高6億5100万円が計上されていたため、売上高は35.8%減の11億4000万円と減収となった。

通期は売上高1035億円(5.8%減)、営業利益53億円(333.8%増)、経常利益52億円、当期利益20億円を見込んでいる。

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