マックスバリュ西日本/売上高2.8%増、営業利益21.3%減
2009年12月28日 / 決算
マックスバリュ西日本が12月28日に発表した2010年2月期第3四半期の業績は売上高1641億6000万円(前年同月比2.8%増)、営業利益39億9500万円(21.3%減)、経常利益42億7800万円(19.3%減)、当期利益20億7500万円(25.4%減)となった。
同社店舗影響圏では競合店の出店攻勢は止まることなく、第3四半期累計期間で13店の競合店が出店した。
開閉店状況は、期首より計10店舗(広東店、イオンタウン太子店、宮田町店、ザ・ビッグ平島店、平田店、多度津店、フォレオ広島東店、ザ・ビッグ北島店、神河店、高瀬店)を開店した。
四国での開店は4店舗で、四国における店舗数は期首の4店舗から第3四半期末時点では8店舗へ倍増した。
ザ・ビッグ平島店(岡山県)とザ・ビッグ北島店(徳島県)は、何れもザ・ビッグ業態としては県内初出店で、地元での話題性とお客さまの価格志向の高まりもあって、開店以来好調に推移した。
一方、閉店を1店舗、既存店舗では5店舗の改装活性化を実施した。
利益の向上を図るため、EDLP(エブリデー・ロー・プライス)商品の重点管理で、品目数を増やすのではなく、逆に徹底した絞込みにより、「強い単品」づくりを強化した。
荒利面では競合各社の値下げセールが続く中、値入向上への粘り強い取組み、グループ共同調達、PB(プライベート・ブランド)構成比アップ、またロス率の改善により、四半期の売上総利益率は前年同四半期と同率の24.5%となった。
働き方改革によるオペレーションの見直し、販促、資材などあらゆる科目・項目について、再度内容の見直しと節減に取組んだ結果、四半期の販売費と一般管理費計では既存店ベースで96.3%、また予算比では96.4%へと抑制することができた。
オペレーション面では「生鮮週間発注システム」の稼働や、「業務マニュアル」の定着による管理レベルの向上により、当四半期のロス率は前年同四半期に比べて0.2%の改善した。
通期は売上高2300億円(6.3%増)、営業利益85億円(1.4%増)、経常利益86億5000万円(0.2%増)、当期利益43億円(0.3%増)を見込んでいる。
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