ブルーフロント芝浦/「TOWER S」9/1全体開業、1~3階に飲食店など29店舗オープン
2025年06月12日 15:41 / 店舗
野村不動産とJR東日本が共同推進する「BLUE FRONT SHIBAURA(ブルーフロント芝浦)」(東京都港区)のツインタワーのうち「TOWER S」が、9月1日に全体開業する。
<9月1日に全体開業へ>
※左からJR東日本の中川晴美常務、野村不動産ホールディングスの新井聡社長、野村不動産の松尾大作社長
「TOWER S」は7月1日にラグジュアリーホテル「フェアモント東京」(35~43階)が開業、8月にオフィスフロア(7~33階)のテナントが入居、9月1日には低層階(1~3階)の商業店舗の開業により、施設全体の開業となる。
「TOWER S」の商業店舗は、飲食店を中心に約40店舗が出店。そのうち1~3階の商業エリアは、約3300m2(約1000坪)の専有面積に29店舗が出店し、店舗の7割程度が飲食店になる。
1階「GREEN DINING HALL」と2階「CANAL DINING HALL」の2つのダイニングホールは、それぞれ8店舗ずつ出店し、席数は合計で約770席(屋内約540席・屋外約230席)となる。また、2~3階にショップやレストランなど13店舗がオープンする。
6月12日に開かれた記者発表会で、野村不動産の松尾大作社長は「商業店舗はオフィスユーザーがメインターゲットとなる。ただ、お客様を限定せず地域のコミュニティハブとなる施設を目指す」と説明。
商業エリアでも、施設コンセプトの「TOKYO&NATURE」を打ち出す。「空・海・緑といった自然とのつながりを意識した空間設計と、個性的な飲食店を中心とする約40の店舗が、地域の新たな賑わいやコミュニティ醸成の舞台となる」(松尾社長)。
8月開業予定のオフィス部分は、現時点で9割弱が埋まっている状態。入居するのはIT関連や医療関連など幅広い業種の企業になるという。
野村不動産も「グループの連携強化」(松尾社長)を目的に、野村不動産など計8社が同オフィスに移転する。野村不動産グループだけで、オフィス部分の3割を占めることになる。
同日には、オフィス部分の共用部となる28階「スカイラウンジ」の内覧会も開催された。
約5000m2(約1500坪)のフロアは、ラウンジエリアや共創エリア、ウエルネスエリア、会議室エリアなど6つのエリアで構成される。
ウエルネスエリアには、フィットネスやサウナ、メディテーションルームなどを備えている。
バケーションエリアやテラスエリアでは、眼下に広がる東京湾や空、緑に囲まれた空間で時間を過ごすことができる。
オフィスに入居するテナントであれば自由にこれらのエリアを利用できる。
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