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マルヤ/2月期の売上高14.9%減、当期損失は圧縮

2009年04月08日 / 決算

マルヤが4月8日発表した2009年2月期の業績によると、売上高305億3400万円(前年同期比14.9%減)、営業損失12億8700万円(前期は16億2200万円の営業損失)、経常損失12億800万円(15億6900万円の経常損失)、当期損失16億9100万円(28億9200万円の当期損失)となった。

営業面で、ニーズに対応するために32店舗の改装を行い、既存店の販売力強化に取り組み、精肉部門では、品質・品揃えの安定化を図るため、精肉アウトパックセンター(マルヤミートセンター)を下期より立ち上げ、店舗への商品供給を開始した。

店舗面では、個店別・地域別に収益の改善が見込めるかの再検証を実施した。その結果、不採算店舗の閉鎖・一部地域からの撤退により11店舗を閉鎖。休業中だった千葉県八千代市にある八千代店の営業を再開し、年度末の店舗数は54店舗となった。

これらの結果、同事業年度の営業損失は、第1四半期3億1200万円、第2四半期3億9100万円、第3四半期4億4300万円、第4四半期に施策の効果があらわれ1億4000万まで減少した。第3四半期に既存店舗の改装を集中的に実施した結果が現れてきたと同社は見ている。

特別損失として減損損失1億8500万円を計上するとともに、閉店損失6800万円、閉店損失引当金繰入額1億2800万円を計上した結果、当期損失は16億9100万円(前年度は28億9200万円の当期損失)となった。

次期は、第4四半期から回復基調となった既存店舗の売上高・客数をさらに向上させる。通期で営業損益の黒字化を実現するために、荒利の改善やコスト構造の改善、人材の育成などの施策を着実に実施する。

2010年2月期の業績は、売上高280億円、営業利益2億円、経常利益2億円、当期利益1億円を見込んでいる。

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