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ラクーン/会員小売店増加で増収増益、売上高38%増

2008年11月28日 / 決算

アパレル・雑貨のメーカーと小売店を繋ぐ企業間取引サイトを運営するラクーンが11月28日に発表した2009年4月期第2四半期決算によると、売上高は34億6600万円(前期比38.4%増)、営業利益4100万円(前期は1億5100万円の営業損失)、経常利益4100万円(1億5000万円の経常損失)、当期利益2400万円(1億5100万円の当期損失)と赤字脱却を果たした。

部門別の概況では、スーパーデリバリー部門で会員小売店数2万260店舗(2687店舗増)、出展企業数941社(64社増)、商品掲載数23万5261点(4万4425点増)とそれぞれ増加。このため、会員小売店からの会費収入と出展基本料も増加した。商品売上高は会員小売店の仕入調整と季節要因により、前半は売上が伸び悩みんだが、後半は盛り返し客単価と購入会員数が伸長した。

売上高は32億2851万2000円(44.4%増)と躍進した。オンライン激安問屋部門では、サイト「バイヤーズナビ」の開設で10月末日でサービスを終了。10月にはファイナルセールを実施し、倉庫の在庫を完売。売上高は2億906万3000円(21.3%減)と大きく落ち込んだ。

9月にスタートした「バイヤーズナビ」部門では、サービス開始直後であり出品商品数がまだ少ないため、売上高は2872万5000円となった。通期は一層の景況悪化を見込むが、売上高80億円(前期比41.2%増)、営業利益2億円、経常利益2億円、当期利益1億7000万円と当初予測に変更はない。

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