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不二家/営業損失47億300万円

2009年02月08日 / 決算

不二家が2月5日発表した2009年3月期第3四半期連結業績(累計)によると、売上高546億2200万円(32.5%増)、営業損失47億300万円(前期は88億500万円の営業損失)、経常損失44億3100万円(86億500万円の経常損失)、当期損失47億2400万円(4億400万円の当期利益)だった。

売り上げ増加を目指し、洋菓子事業では積極的な新規出店、おやつ菓子の拡販などを実施するとともに、山崎製パンの販路を活用してコンビニや量販店などへの販売を強化した。菓子事業についても「ルック」、「ミルキー」、「カントリーマアム」の基幹3ブランドへの集中戦略の推進や徳用大袋商品(24枚カントリーマアムなど)の販売を強化した。コスト削減と効率アップに努めたが、乳製品や植物油脂、小麦粉などの原材料価格の高騰に加え、販売促進費の増加が収益を圧迫した。

事業別では小売事業の売上高が187億9800万円(11.8%増)で、そのうち洋菓子事業売上高143億7300万円(21.6%増)、外食事業の売上高は44億2400万円(11.4%減)だった。卸売事業の売上高は349億4700万円(47.8%増)。内訳は、菓子事業が313億9600万円(47.2%増)、食品事業35億5100万円(54.0%増)だった。

通期の業績予想に修正はなく、売上高740億円、営業損失43億円、経常損失39億円、当期損失43億円を見込んでいる。

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