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井筒屋/主力の衣料品部門が低迷、当期損失10.5億円

2008年10月20日 / 決算

井筒屋が10月20日に発表した2009年2月期中間決算によると、売上高は515億7100万円(前年同期比2.3%増)、経常損失は1億9700万円、当期損失は10億5000万円と減益となった。

販売費と一般管理費は主として新規にコレット井筒屋を連結子会社としたことで138億6700万円(12.3%増)となり、結果として2億2000万円の営業損失(前中間期は7億3900万円の営業利益)。

経常損失は、コレット井筒屋を連結子会社としたことなどで、持分法による投資利益5億7300万円などを計上したが、1億9700万円の損失(前中間期は2億5500万円の利益)。

当期損失は、固定資産の減損損失を特別損失に計上したことで、10億50百万円の損失(前中間期は24億9200万円の利益)。

百貨店業では、品ぞろえの充実や商品開発、店舗改装、宣伝活動に取り組んだほか、4月にコレット井筒屋をオープンした。

本店では、3月に新館の婦人服フロアと紳士服フロアに自主編集セレクトショップをオープンし、
7月にはインポートブランドの「ボッテガヴェネタ」を、8月にはクリスタルジュエリーの「スワロフスキー」を導入した。

しかし、グループ全体では、食料品部門とリニューアルを実施した商品群は好調に推移したが、景況感の悪化などで主力の衣料品部門が低迷し、ラグジュアリーブランドの不振も影響し、売上高は514億3000万円(2.4%増)、営業損失は500万円(前中間期は8億9300万円の営業利益)。

通期の見通しでは、売上高1149億円、経常利益9億円、当期利益0円を見込んでいる。

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