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千趣会/原価率の上昇などで当期損失4億5700万円

2008年10月26日 / 決算

千趣会が10月24日に発表した2008年12月期第3四半期決算によると、売上高は1133億9300万円(前年同期比2.4%増)、経常利益は1億5900万円(95.7%減)、当期損失は4億5700万円と減益となった。

2010年度を最終年度とする『中期経営計画』の初年度として、通信販売事業でチャネルミックスの推進やSCM強化などを進めたが、利益面では原価率の上昇や本社移転に伴う諸費用増加と印刷用紙値上がりによる印刷費増加で、販売費と一般管理費が増加した。

経常利益は、為替差損と複合金融商品評価損の計上などの増加で前年同期比95.7%減となり、前年同期では当期利益は18億3100万円だったが、今回は一転して4億5700万円の損失となった。

カタログ事業と頒布会事業を合わせた通信販売事業の売上高は、頒布会事業の会員数の減少による売上減はあったが、カタログ事業では基幹媒体である「私たちの暮らす服」の好調により、全体で前年度を上回り、1045億900万円(1.8%増)。

利益面では、原価率の上昇・販売費と一般管理費増加で営業利益は17億9800万円(47.8%減)。

カタログ事業の売上高は952億5100万円(2.8%増)。

頒布会事業の売上高は92億5700万円(7.5%減)。

通期の見通しは、売上高は1600億円、経常利益は26億円、当期利益は9億円を見込んでいる。

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