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千趣会/売上減などで今期業績予測を下方修正

2009年07月17日 / 決算

千趣会は7月17日、1月29日に発表した2009年12月期第2四半期・通期決算の業績予測を修正した。

修正後の第2四半期予測値は、売上高763億800万円(当初予測より6.9%減)、営業損失4億7400万円(13億円の営業利益を予測)、経常利益10億6400万円(23.9%減)、当期利益7億3300万円(24.4%減)の下方修正となった。

一方通期予測値は、売上高1524億8000万円(6.2%減)、営業利益11億円(65.6%減)、経常利益21億円(38.2%減)、当期利益15億1000万円(45.1%減)となった。

第2四半期予測値の修正理由は、通販事業でインターネット売上が5.6%増となっているものの、買い控え傾向の拡大や低価格志向の強まりによる通信販売業界、専門店などの競争激化でほぼカタログ全媒体で当初予想を下回った。

利益面でも、売上減少と棚卸資産の評価方法変更などによる評価損の増加とそれに伴う売上総利益率の減少で、営業利益が損失となる見込み。経常利益は、為替差益などの発生もあり減益となる。

通期では、利益面でネットへの更なるシフトとデータベース分析によるカタログ配布の効率化でのカタログ部数の削減、販売費・一般管理費の絞込みを実施するが、下期売上の減少と上期の売上不振による在庫増加からのバーゲン売上増、評価損増もあり、原価率は当初予想より上昇する見込み。

営業利益が減少するほか、経常利益も為替差益などの発生、営業利益の減少でやはり減益となる見通し。

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