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大黒天物産/セール効果などで5月期の売上高14%増、営業利益30%増

2009年07月14日 / 決算

大黒天物産が7月14日に発表した2010年5月期決算は、売上高734億5100万円(前年同期比14.1%増)、営業利益35億8500万円(29.9%増)、経常利益35億5000万円(30.7%増)、当期利益18億200万円(27.9%増)となった。

営業戦略として景気後退と雇用悪化による消費者の生活防衛意識が高まる中、家計応援のために昨年4月より購買頻度の高い商品約100品目を2-5割値下げした「生活応援宣言セール」を実施。顧客の支持を得た。

これにより計画以上の売上高と利益を確保するめどが立ち、さらに12月とことし2月、5月の計3回「1億円利益還元セール」として顧客への利益還元を実施した。

また、業務システム改革プロジェクトを発足し業務改革を行い、大黒天大学を設立し教育システム作りに取組んだ。

店舗面では、昨年8月にディオ玉島店を移転出店し、11月にはラ・ムー米子北店を、12月にはラ・ムー赤穂店、今年3月にはラ・ムー大蔵海岸店の4店舗を出店した。これで期末店舗数は53店舗(ディオ23店、ラ・ムー27店、ハッピイ2店、バリュー1店)となった。改装はラ・ムー加古川店、ラ・ムー松永店など5店舗で実施。営業面の強化を図った。

来期は5店舗の出店と4店舗の既存店リニューアル、将来のための優秀な人材確保と教育体制の確立を計画しており、売上高770億円(4.8%増)、営業利益37億5000万円(4.6%増)、経常利益37億2000万円(4.8%増)、当期利益19億円(5.4%増)を見込んでいる。

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