流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





家族亭/店舗閉鎖損失で当期利益85%減

2010年02月06日 / 決算

家族亭が2月4日に発表した2009年12月期決算によると、売上高は89億5500万円(前年同期比3.2%減)、営業利益2億6000万円(20.7%減)、経常利益2億7600万円(18.9%減)、当期利益2000万円(85.0%減)となった。

直営事業として店舗を13店出店した一方で、スクラップとフランチャイズ化で11店舗が減少。期末直営店舗数は117店となった。

フランチャイズ事業では、新規加盟契約を32件締結し、19店舗(オーナー変更店舗と直営店からの転換を含む)を出店。後継者問題や業績不振などで9店舗が閉店している。

直営とフランチャイズの合計店舗数は219店となったため、スクラップによる固定資産売却損と店舗閉鎖損失等を特別損失として1億5900万円計上し、当期利益に影響が出た。

新規事業では、昨年10月にネクスコ東日本リテイル社と技術支援契約を締結。東北自動車道の羽生サービスエリアのパサール化に伴い、同施設内にうどん専門店を開店するため、ノウハウと食材を提供するもので、11月にこの契約に基づき「羽生製麺処」を開店した。

海外での日本食レストラン事業は、シンガポールに得得を2店舗出店。また、タイのOISHI GROUP PUBLIC COMPANY LIMITEDと6月にメガフランチャイジー契約を締結し、タイに家族亭を2店舗出店し、海外フランチャイズ店舗は4店となった。

ことし1月に台湾系の旺旺集団の完全子会社、Juggernole Limitedと中国での外食チェーン事業展開に関する基本合意書を締結し、12月に合弁会社設立の認可を受け今春出店する予定。

来期は高速道路関連事業を含む提携事業の拡大、大型フランチャイズ加盟店の獲得、新たな海外フランチャイズ加盟店契約の獲得などで、売上高96億2200万円(7.4%増)、営業利益4億2100万円(61.9%増)、経常利益4億1400万円(49.8%増)、当期利益1億6700万円(718.5%増)を見込んでいる。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧