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日本マクドナルド/売上高9.3%減、営業利益32.8%増

2009年08月05日 / 決算

日本マクドナルドホールディングスが8月5日に発表した2009年12月期第2四半期決算によると、売上高は1840億7400万円(前年同期比9.3%減)、営業利益96億3600万円(32.8%増)、経常利益90億600万円(31.3%増)、当期利益50億500万円(19.2%減)となった。

決算では、第2四半期に閉店を決定した68店舗について、店舗閉鎖損失引当金繰入額7億5900万円を特別損失に計上した。

主要事業のハンバーガーレストラン事業では、日本マクドナルドが店舗の基盤である高いQSC(信頼の品質、スピーディーで心地よいサービス、清潔で快適な環境)をベースに、戦略的投資を継続。24時間営業店舗の拡大(期末現在1774店舗)、店舗改装(改装店舗数54店舗)により顧客基盤の拡大に努め、その時々の経済状況や時流にあったプロモーション活動でマクドナルド独自のバリューの提供を行い、顧客の利用機会の増加を推進した。

主要な施策は「クォーターパウンダー・チーズ」、「ダブルクォーターパウンダー・チーズ」を全国販売したほか、「マックホットドッグクラシック」の販売開始による朝食メニューのバラエティ強化、ニンテンドーDSで人気ゲームキャラクターのダウンロードやスタンプラリーなどの新サービス「マックでDS」の全国約3200店舗への導入、などを行った。

さらに、これまでの店舗のスクラップ・アンド・ビルドに加え、フランチャイズ化戦略と連動した収益性とマクドナルド・ブランドの向上のため、第2四半期で小型店舗などの戦略的閉店・移転に着手した。

今後数年以内に店舗規模や立地などの観点から、閉店することで経営効率及びブランドイメージを最大化することが可能な店舗の大規模な閉店と、採算性に優れた店舗の新設を進め、フランチャイズ店舗を含めた店舗網全体の質を高める。

第2四半期の既存店売上高は2.5%増となり、システムワイドセールスは102億9000万円増加の2606億2100万円となった。店舗状況はフランチャイズを含め31店舗を出店する一方、41店舗を閉店し期末店舗数は3744店舗となった。

通期は売上高3550億円(12.6%減)、営業利益236億円(20.8%増)、経常利益220億円(20.6%増)、当期利益126億円(1.7%増)を見込んでいる。

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