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近鉄百貨店/改装効果遅れ赤字転落、当期損失4億2000万円

2009年01月15日 / 決算

近鉄百貨店が1月14日に発表した2009年2月期第3四半期決算によると、売上高は2089億2500万円(前年同期比3.8%減)、営業損失3億8200万円(前期は19億9300万円の営業利益)、経常損失9億3700万円(18億円の経常利益)、当期損失4億2000万円(1億7100万円の当期損失)の赤字転落となった。

同期は、旗艦店の阿倍野店南側に雑貨・ファッションの専門店、文化サロンなどで構成する都市型複合商業施設アンドを開業。10月には桃山店で大型専門店の導入など大規模な改装を実施、11月は枚方店でも食品売り場拡大を柱とする改装を実施した。これらの施策で生鮮や菓子などの品揃え強化、集客・収益力向上を図ったが、その効果が現れるには至らなかった。

通期の業績予測は、阿部野本店の建替え工事拡大、衣料品などの売上低迷を受け修正した。修正後の予測値は売上高2830億円(5.8%減)、営業利益2億円(94.7%減)、経常利益5億円(86.7%減)、当期利益3億円(33.9%減)と赤字から脱する見込み。

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