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鈴丹/レディス、メンズとも不振、売上高16.9%減、当期損失2億5300万円

2009年06月26日 / 決算

鈴丹が6月26日に発表した2010年2月期第1四半期決算によると、売上高は42億2100万円(前年同期比16.9%減)、営業損失9700万円(前期は1億1900万円の営業利益)、経常損失1億1900万円(1億2300万円の経常利益)、当期損失2億5300万円(8600万円の当期利益)となった。

部門別の概況は、レディス小売部門がアウターを主力に通勤を意識したベーシックスタイル、ボーダー柄などを取り入れたマリンスタイルなどを中心にリゾートスタイルを展開。しかし昨今の消費低迷や天候不順などに加え、高速料金の値下げも影響し、同期の来客数は14.9%減、既存店売上高は15.1%減と大きく減少した。店舗状況では、FAZBEEなんばウォーク店など5店舗を出店し6店舗を閉店。期末店舗数は277店舗、売上高は40億2200万円に終わった。

メンズ小売部門では、主力のニット、カットソーで中心的なロングTシャツが不振で、これに代わるアイテムとしてフェイクレイヤードを投入したものの、来客数は10.9%減、既存店売上高は客単価低下の影響もあり、25.4%減と激減した。店舗状況は期末店舗数は20店舗で推移し、売上高は1億9700万円だった。

衣料卸売部門では、子会社の鈴丹時装有限公司が他社への販売を拡大し、グループ外売上高は100万円だった。なお、棚卸資産の新会計基準を適用した結果、棚卸資産評価損を計上し、これも含めた特別損失8800万円を同期決算に計上した。

通期は売上高182億2000万円(2.8%減)、営業利益5億3000万円(321.0%増)、経常利益5億円(297.7%増)、当期利益6000万円を見込んでいる。

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