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東急/3月期のリテール事業は7.6%減の5154億円

2011年05月16日 / 決算

東京急行電鉄が5月13日に発表した2011年3月期決算によると、リテール事業の売上高は5154億9400万円(7.6%減)、営業利益76億3200万円(97.4%増)となった。
百貨店業の東急百貨店では、昨今の業績の低迷を一時的な経済環境、消費意欲の減退によるものと捉えず、三越伊勢丹との業務提携を最大限に活用しながら、魅力ある店舗を創造するための営業構造改革や、売場運営形態の最適化のための店舗構造改革などを進めた。
チェーンストア業の東急ストアでは、売上高の減少に対応した利益構造の改善策として不採算店舗の閉鎖を行うとともに、データに基づく顧客購買動向分析を活用した週単位での重点商品を明確にすることにより、魅力的な売場づくりを進めた。
リテール事業全体の営業収益は、前連結会計年度に札幌東急ストアを譲渡したことなどにより、減収となったものの、のれん償却費の減少などもあり、営業増益となった。
来期のリテール事業は売上高4896億円(5.0%減)、営業費用4845億円(4.6%減)、営業利益51億円(33.2%減)の見通し。

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