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吉野家/当期損失2億1100万円

2008年10月14日 / 決算

吉野家ホールディングスが10月10日に発表した2009年年2月期中間決算によると、売上高は795億9500万円(前期比2.2%増)、営業利益は20億600万円(53.7%減)、経常利益は24億9200万円(47.3%減)、当期損失2億1100万円となった。

セグメント別では牛丼関連事業は、国内では郊外型店舗を中心としてテーブルサービス店舗の本格導入を行い、新規出店・改装店舗併せて206店舗まで拡大した。この他、「豚生姜焼定食」「牛焼肉定食」のブラッシュアップを実施。店舗展開には、49店舗を出店し、不振店など12店舗を閉鎖し、国内総店舗数は1,073店舗となった。

海外は、ヨシノヤアメリカ・グループは、全米でフランチャイズ募集活動を開始し、台湾吉野家は、牛丼メニューの増加(特盛の全店導入)を実施。中国その他のエリアを加えた店舗展開は、37店舗を出店し、不振店など8店舗を閉鎖し、海外の吉野家の総店舗数は330店舗となり、国内外を合わせた総店舗数は1,403店舗。売上高は510億2700万円(1.1%減)、営業利益は31億6400万円(28.5%減)となった。

寿司関連事業は、売上高は153億9000万円(2.1%減)、営業損失1億500万円。

通期の見通しは、外食への消費の回復は期待できず、今後もこの傾向はしばらく継続するものとみており、グループ会社の事業再編と減損処理の実行、原材料費の高騰や労働力不足といった要因も加わって、当初計画を下回る見込みとなるとみている。

通期の業績の見通しは、売上高1800億円、営業利益51億円、経常利益56億円、当期利益5000万円を見込んでいる。

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