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ファミリーマート/3月~5月は震災損失計上で当期損失12億円

2011年07月07日 / 決算

ファミリーマートが7月7日に発表した2012年2月期第1四半期決算によると、売上高787億7500万円(前年同期比1.2%増)、営業利益91億3900万円(5.2%増)、経常利益93億4300万円(2.7%増)、当期損失12億2300万円(前期は40億5100万円の当期利益)となった。
商品面では、主力の中食商品を中心としたオリジナル商品の開発を進め、品質の向上と品揃えの差別化を図った。中でも、「50歳~65歳のおとな世代」の支持獲得を目指し、「おとなコンビニ研究所」の監修による彩りや調理技術にこだわった中食商品を発売した。
重点商品カテゴリーの「Sweets+(デザート)」では、品質や素材にこだわった「とっておきの生クリームプリン」や「とっておきのWチーズケーキ」を発売した。
販売促進面では、通常の各種キャンペーンに売上の一部を被災地に寄付する企画等被災地応援の要素を加え、お客からも高い支持を得た。
お客とのコミュニケーションの強化の一環として、2009年に開設した公式twitter(ツイッター)アカウント「ファミマなう」に加え、5月には公式Facebook(フェイスブック)ページを新たに開設した。
店舗展開では、三大都市圏と地方中心都市を中心とした成長性の高い店舗の出店に加え、マーケットの変化に対応したB&S(ビルド&スクラップ)を適宜実施することで、高質な店舗網の構築を進めた。
資産除去債務会計基準の適用による影響額や東日本大震災の発生に伴う損失等の計上により当期損失となった。
通期は売上高3189億円(0.3%減)、営業利益385億円(0.7%増)、経常利益405億円(1.5%増)、当期利益100億円~120億円(44.5%減~33.4%減)の見通し。

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