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ユニー/3~11月の売上高3.1%減、営業利益28%増

2012年01月04日 / 決算

ユニーが12月29日に発表した2012年2月期第3四半期の業績は、売上高7971億1200万円(前年同期比3.1%減)、営業利益316億7000万円(28.0%増)、経常利益303億9000万円(34.8%増)と減収増益となった。
しかし、特別損失として資産除去債務会計基準の適用に伴う84億8100万円、減損損失36億2900万円と災害による損失24億2200万円等を計上したため、当期利益は40億3600万円(17.8%減)となった。
セグメント別では、総合小売業は売上高5864億6400万円(2.8%減)、営業利益102億5100万円(84.0%増)となった。
ユニーでは、衣料品PBなどの開発商品の拡充による売上総利益率の向上、店舗の力を最大限引き出す従業員の意識改革、ムリムダの削減による売場の強化などを推進した。
しかし、東日本大震災による一時休業・営業時間短縮による影響や残暑・暖冬による秋冬物の不調、中日ドラゴンズ優勝セールの第4四半期へのズレ込みなどがあり、既設店売上高は前年同期比1.8%減(衣料2.6%減、住居関連1.9%減、食品1.6%減)となった。
営業費用は、マーチャンダイジング改革による売上総利益率の向上とローコスト経営による広告費や販売促進費の抑制、減価償却費の減少などにより、5762億1200万円(3.6%減)となり、営業利益は大幅に増加しした。
ユニー期末店舗数は出店3店舗、閉店4店舗により227店舗で、ユニー香港は出店1店舗により3店舗となった。
コンビニエンスストアは売上高1454億8100万円(1.2%減)、営業利益186億1900万円(20.1%増)で、東北地域を中心とした被災地における既存店売上高前年比が高い伸び率を示したほか、全国的にも昨年10月の増税値上げによりタバコ売上が増加した。
中食商品や、デザート・カウンターフーズなどの主力オリジナル商品の売上も好調を持続し、既設店売上高(単体)は前年同期比4.0%増となった。
しかし、政策的に自営店の削減を進めた結果、自営店売上高が減少したことにより、売上高が減少した。
営業費用は、自営店関連経費等の削減による販売費と一般管理費の減少などにより、1268億6100万円(3.7%減)となった。
期末店舗数は出店243店舗、閉店200店舗により5558店舗となり、非連結のエリアフランチャイザーを含む合計店舗数は6300店舗。
専門店の売上高は541億9400万円(10.4%減)、営業損失8700万円(前年同期は営業利益6億9300万円)だった。
通期は、売上高1兆800億円(2.9%減)、営業利益387億円(10.3%増)、経常利益36,7億円(13.7%増)、当期利益48億円(20.6%減)を見込んでいる。

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