流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





アルフレッサHD/売上高7%増、営業利益28.8%減

2009年11月04日 / 決算

アルフレッサホールディングスが11月4日に発表した2010年3月期第2四半期決算によると、売上高は1兆137億5300万円(前年同期比7.0%増)、営業利益52億6300万円(28.8%減)、経常利益89億5700万円(17.0%減)、当期利益37億7300万円(22.1%減)となった。

第2四半期は中期経営計画の最終年度として「医薬品卸売事業の拡大とグループシナジー効果の追求」などに取組んだ。今年5月には成和産業が中国エリアの物流拠点となる新物流センターを稼動させ、7月には小田島が本社・物流センターの新築移転を決め来秋の稼動を目指す。

また、売上高の増加に備えた物流センターの取扱能力の拡大、ユーザーへの物流を効率的に行う営業拠点の整備、医薬品の履歴管理に係るトレーサビリティの確保のための物流機能と情報システムなど事業基盤の整備・拡充などが重要と判断。公募増資(700万株)と第三者割当増資(105万株)を実施し財務基盤を強化した。

事業別の業績は、医薬品等卸売事業で新規取引先や新製品などへの販売注力、調剤薬局市場の営業を強化し、市場を上回る売上伸長率となった。利益面では、価格管理の社内ルール運用を徹底し、グループ全体で販管費削減の取組を強化。売上高は1兆54億8300万円(7.1%増)、営業利益は44億8100万円(34.8%減)となった。

医薬品等製造事業では、前年度に承継したアレルギー性疾患治療剤・抗アレルギー点眼剤が順調に市場へ浸透し、インフルエンザA、Bウイルス抗原検出試薬の売上も増加。売上高は126億700万円(5.6%増)、営業利益は4億1600万円(23.2%増)となった。

通期は売上高2兆50億円(3.6%増)、営業利益120億円(36.6%増)、経常利益193億円(20.7%増)、当期利益92億円(65.3%増)を見込んでいる。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧