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三菱食品/3月期は売上高3.0%増、営業利益8.0%減

2014年05月07日 / 決算

三菱食品が5月7日に発表した2014年3月期決算は、売上高2兆3882億2600万円(前年同期比3.0%増)、営業利益156億8400万円(8.0%減)、経常利益171億7200万円(8.3%減)、当期利益96億5700万円(15.8%減)となった。

業態を越えた競争激化や業界再編、小売りPB(プライベートブランド)商品の拡大など、複雑化する課題に直面する取引先への対応強化のため、昨年4月に実施した組織変更により、商品カテゴリーを超えた課題解決機能の提供に向け、総合的な取組みを実行する体制を整備した。

全社的な業務プロセスの再構築を着実に推進することで、経営の効率化や収益性の向上を図ったほか、物流面では徹底的なローコスト化を追求するとともに、取引先のあらゆるニーズに応え、事業領域の拡大に貢献すべく、機能構築・拡充を目指した。

来期は、売上高2兆4400億円(2.2%増)、営業利益165億円(5.2%増)、経常利益180億円(4.8%増)、当期利益110億円(13.9%増)の見通し。

成長分野である低温食品事業における生鮮食材の調達・商品開発力を活用したデリカ惣菜の強化、チルド食品の拡大、全国低温物流ネットワークの構築による業容拡大を図っていく。

4月に設置した商品開発本部において冷凍食品を含む輸出入取引、原料資材取引、オリジナル商品等モノづくり機能を一元集約し、海外取引の強化や商品開発の拡大に注力することで、原料からモノづくり、生活者への商品供給へとバリューチェーンの進化を目指す。

取引採算の管理強化による収益性の改善や、引き続き物流費を中心としたコスト削減、定型業務集約による効率化の効果を実現していくことで、業績の向上を目指す。

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