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日本マクドナルド/1~9月は売上高12.7%減、当期損失75億円

2014年11月06日 / 決算

日本マクドナルドホールディングスが11月6日に発表した2014年12月期第3四半期決算は、売上高1722億4800万円(前年同期比12.7%減)、営業利益2億3800万円(97.8%減)、経常損失5億7600万円(前期は108億4300万円の経常利益)、当期損失75億4300万円(63億9400万円の当期利益)となった。

7月に発生した上海福喜問題を受け、食の安全に対するお客からの信頼回復を最優先事項としてさまざまな対応策を講じた。

全てのチキン商品のタイ製への切り替え、原材料の最終加工国、主要原料原産国の情報公開、監査体制の強化、Q&Aサイト「見える、マクドナルド品質」の開設など品質管理システムの強化と情報開示の透明性の強化を実施した。

売上高の減少に加え、上海福喜問題により直接的・間接的に発生した投資・費用が利益を押し下げる要因となった。

お客に最高の店舗体験を提供するためのフランチャイズオーナーに対する財務施策、自社の商品に対する信頼回復のための品質管理システムや情報開示の透明性強化への積極的な投資、原材料の廃棄費用、問題発生以降の売上動向等を踏まえた減損損失の計上が影響した。

通期は、売上高2210億円、営業損失94億円、経常損失107億円、当期損失170億円の見通し。

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