流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





小林製薬/通期予想引き下げ、夏の「暑さ対策製品」が低迷

2013年01月29日 / 決算

小林製薬は1月29日、2013年3月期通期業績予想を下方修正した。売上高を従来予想の1320億円から1220億円(前期比7.0%減)に、営業利益を200億円から168億円(12.9%減)に、経常利益を209億円から183億円(8.9%減)に、純利益を125億円から123億円(4.9%増)に引き下げた。

個人消費の低迷による主力ブランドの苦戦に加え、夏場の天候不順の影響から、期初に期待していた額用冷却シートや冷却ジェルマットなどの暑さ対策製品の売上が低迷した。

同日発表した第3四半期決算(4~12月)は、売上高が948億2800万円(前年同期比7.7%減)、営業利益が146億1500万円(12.7%減)、経常利益が159億6800万円(7.1%減)、純利益が116億600万円(22.5%増)だった。

主力の家庭用品事業では、部屋用芳香消臭剤「Sawaday Happy(サワデーハッピー)」や、肥満症改善薬「ナイシトールG」が好調に推移し、業績をけん引した。

既存製品の薬用ハミガキ「生葉」や歯間清掃具「糸ようじ」・「やわらか歯間ブラシ」、大容量タイプの芳香消臭剤「お部屋の消臭元」・「トイレの消臭元」などの売上も堅調だった。

もっとも、夏場の天候不順の影響で、額用冷却シート「熱さまシート」や冷却ジェルマット「熱さまひんやりジェルマット」などの暑さ対策製品が苦戦した。

 

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧