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味の素/4~9月、純利益2倍

2015年11月05日 / 決算

味の素が11月5日に発表した2016年3月期第2四半期の連結決算は、売上高が前年同期比26.1%増の5898億4800万円、営業利益は68.2%増の480億8100万円、経常利益が58.5%増の505億9200万円、純利益は約2倍の425億700万円だった。

売り上げ面では、調味料・加工食品(海外)の現地通貨ベースでの売上げの伸長、動物栄養が増収だった。

昨年11月5日に全持分を取得した米国の冷凍食品の製造・販売会社ウィンザー・クオリティ・ホールディングス社(現、味の素ウィンザー社)、今年4月23日に株式を取得した味の素ゼネラルフーヅ(以下AGF)の連結子会社化などにより、好調に推移した。

利益面は、営業利益が、動物栄養や調味料・加工食品(海外)が大幅な増益となったことに加え、AGFの連結子会社化などにより増益。

純利益は、フランスの甘味料生産・販売子会社の株式売却に係る関係会社整理損65億円を計上したものの、特別利益として、AGF株式について今年4月の追加取得以前から保有する持分を当該追加取得時の時価で再評価したことによる評価差益(段階取得に係る差益)180億円を計上したことにより、大幅な増加となった。

2016年3月期通期予想は、ギフト市場の縮小やヘルスケア事業の統合に伴う費用発生などがあるが、海外食品事業や国内コーヒー事業が好調なことから利益面を上方修正。

売上高は1兆2630億円(前期比25.5%増)と据え置いたが、営業利益は前回予想比40億円増の860億円(15.4%増)、経常利益は40億円増の890億円(7.5%増)、純利益は25億円増の675億円(45.2%増)を予想している。

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