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サントリー食品/1~6月期は96%増益

2013年08月06日 / 決算

サントリー食品インターナショナルは8月6日、2013年12月期第2四半期(1~6月)連結決算を発表した。

売上高は5179億6900万円(前年同期比10.8%増)、営業利益は276億2300万円(25.9%増)、経常利益は251億6400万円(25.9%増)、純利益は119億9100万円(95.7%増)だった。

国内事業の売上高は3.1%増の3315億円。緑茶飲料の「伊右衛門」シリーズは、積極的なマーケティングを展開したこともあり、販売数量が大きく増加。「サントリー天然水」も好調に販売を伸ばした。

炭酸飲料では、果汁入り炭酸飲料「オランジーナ」が堅調。特定保健用食品「ペプシスペシャル」も大幅に伸長した。

機能性飲料「GREEN DA・KA・RA」は熱中症対策飲料として、売上に貢献した。

同セグメントの営業利益は、32%増の169億円。増収に加え、製造原価や物流費などのコスト革新を行ったことで収益性が向上した。

欧州、オセアニア、アジア、米州で展開する国際事業の売上高は28%増の1865億円。ニュージーランドにおいて、フルコア・グループの「PEPSI」ブランドなどが引き続き好調。

アジアでは、健康食品・加工食品を製造販売するセレボス・グループが、タイでの健康食品販売を中心に堅調だった。

セグメント内の営業利益は15.4%増の222億円。フルコア・グループにおいてペットボトル生産を内製化するなど、国内での研究開発技術や製造原価、物流費などのコスト改善のノウハウを海外へ展開、収益力の強化に努めた。

通期予想は据え置き。売上高を1兆1300億円(前期比13.9%増)、営業利益を750億円(28.3%増)、経常利益を690億円(27.7%増)、純利益を350億円(49.7%増)と見込んでいる。

同社は7月3日に東京証券取引所1部に新規上場した。上場に先立ち、東証から上場の承認を受けた5月29日、通期予想を開示していた。

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