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資生堂/2014年3月期は4.8%増収予想、1ドル=85円を想定

2013年04月26日 / 決算

資生堂は4月26日、2014年3月期の連結業績予想を発表した。売上高は前期比4.8%増の7100億円、営業利益は45.9%増の380億円、経常利益は33.8%増の380億円、純利益は200億円(前期は146億8500万円の赤字)を予想している。

想定為替レートは、ドル・円が85円、ユーロ・円が115円。

売上高については、国内や欧米、中国、新興国などの売上伸長に加え、為替差益が出ることを織り込み、増収を計画。国内が0.7%増、海外が9.7%増になると予想している。

利益面でも、売上増の影響に加え、コスト構造改革や事業構造改革の効果が出ることで押し上げられるとみている。

2013年3月期については、売上高が前の期比0.7%減の6777億2700万円、営業利益が33.4%減の260億4500万円、経常利益が28.0%減の284億600万円、純損益が146億8500万円の赤字(前の期は145億1500万円の黒字)となった。

国内売上が1.8%減と苦戦したほか、海外売上も0.7%の微増にとどまった。

海外の最重点市場である中国では、反日感情の高まりを受け、売上の比重が高いとされる年末に積極的なプロモーションを実施できなかったことなどから、売上は現地通貨ベースで前の期からほぼ横ばいとなり、想定を大きく下回った。

利益面では、米国の化粧品子会社「ベアエッセンシャル」に関わる無形固定資産の減損損失286億円や、生産・研究開発拠点の再編に伴う構造改革費用57億円など、合計363億円を特別損失に計上したことなどが響いた。

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