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農林水産省/政府販売の加工用米からアフラトキシン検出

2008年12月21日 / 商品

農林水産省は12月19日、政府が加工食品メーカーに原材料用として販売したタイ産米の一部からカビ毒のアフラトキシンB1(0.04ppm)が検出されたと発表した。

アフラトキシンが検出されたのはタイ産うるち砕精米(24トン)の一部。フレキシブルコンテナの中にカビ状の異物(180g程度)が混入していたことを加工食品メーカーが発見し、地方農政事務所が10月23日に確認した。このタイ産米は流通していない。

このカビ状の異物を登録検査機関が分析したところ、12月3日にアフラトキシンB1を検出した。同じ船で輸入されたタイ産うるち砕精米3508トン中、3421トンは政府が4カ所の民間倉庫に保管しているが、同省は厚生労働省と協議し、全量を廃棄処分にすることを決定した。他の3カ所の倉庫の在庫米からは、アフラトキシンB1は検出されなかった。

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