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農水省/アメリカ産そば粉50%使用を岩手県産と表示で川喜に行政指導

2009年11月16日 / 商品

農林水産省は11月13日、川喜が製造する生そばが、アメリカ産など外国産そば粉を使用しているにもかかわらず「岩手県産そば使用」、「岩手県産そば粉」と表示していたため、川喜に対し、加工食品品質表示基準第5条第1項第2号と第6条第3号に抵触するとして、改善を指示した。

農林水産省の川喜に対する調査は、8月27日-10月13日の期間に東北農政局と農林水産消費安全技術センターが実施した。調査の結果、川喜は製造している「麺許皆伝南部そば」、「川喜の南部そば(そばつゆ付)」で、アメリカ産、カナダ産そば粉を50%使用したにもかかわらず、商品名に近接した部分に「岩手県産そば使用」、「岩手県産そば粉」と表示していた。

また、麺許皆伝南部そばは1999年11月頃から、川喜の南部そばは2007年12月頃から、外国産そば粉を使用していた。両製品は少なくとも今年1月3日から8月27日までの間、一般消費者向けに3894個が販売されている。

このほか「南部そば」など5商品で、「でん粉」など原材料の一部欠落、保存方法の事項名欠落などの不適正表示も確認された。このため農林水産省は、川喜に対し速やかな表示の点検と適正な表示への改善、不適正表示の原因究明と分析などを指示した。

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