梅雨明け間もない7月下旬から、牛丼大手の値下げ合戦がヒートアップしている。
すき家は7月27日から8月9日までの間に牛丼並盛を250円(通常280円)で販売。吉野家は、7月28日から8月3日まで、270円(通常380円)で販売する。
先べんをつけたのは、松屋フーズとすき家だ。ともに、4月と6月に並盛を250円で販売し好評だった。
6月に牛めし並(牛丼)を250円で1週間の期間限定販売した松屋の来客数は前年同月比で約2割増となった。同社は7月上旬にも1週間限定で同様の値引きを実施している。
7月下旬から8月上旬にかけての商戦では、値引き幅が最大なのは吉野家。吉野家は牛丼に限らず、牛皿、牛丼弁当、その他定食を110円引きで提供する。110円引きとしたのは、創業111周年の「111」にちなんでおり、すでに4月に110円引きのセールを実施して好評を博したのが理由だ。
一方、値下げ幅が最小なのは、すき家で、30円の値引きとなる。
値下げ期間でみると、期間がもっとも長いのは、すき家だ。松屋と吉野家の倍にあたる2週間実施する。
気になるのは松屋の動向だ。松屋が行った値引きはいずれも、月初めの1日から8日。前に触れたとおり6月と7月の2回実施している。値引き販売を発表したのは、前月の25日以降だった。松屋フーズは、「7月29日から8月5日までの間、70円引きの250円で販売する。今日発表する」とコメント。
暑い夏に、吉野家、すき家、松屋の3社のそろい踏みとなる格好だ。
吉野家は「8月は、12月に続いて需要が期待できる月だ」と話す。一方、松屋フーズは「立地が都心に集中しているため、8月はそれほどでもない」とコメントしている。
集客の明暗が分かれるのか、それともウイン・ウインとなるのか。目が離せない状況だ。