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福島県南相馬市/稲わらから放射性セシウム7万5000ベクレル検出

2011年07月11日 / 商品

福島県は7月11日、肉用牛農家に対する緊急立入調査を実施し、今週末までに適正飼養管理の再点検を実施すると発表した。
計画的避難区域と緊急時避難準備区域を除く県内全域の全ての肉用牛農家に対しても立入調査を行い、8月3日を目途に適正飼養管理の再点検を実施する。
東京で放射性セシウムを検出した食肉用牛を出荷した南相馬市内の農場から、飼料等を採取し放射線調査を実施した結果、「稲わら」から1キログラム当たりセシウム134+137を7万5000ベクレル、海外産飼料から980ベクレル、牧草(自家産一番草)から6600ベクレルを検出した。
配合飼料(購入)、家畜飲用水からは検出していない。
同県では、7月8日付けで南相馬市で飼養されている食肉用牛を当分の間、出荷と移動を自粛するよう要請している。
放射線を検出した食肉については、東京都で7月8日、福島県南相馬市内の緊急時避難準備区域から、都の食肉市場(東京都港区港南2-7-19)に搬入された牛11頭のうち1頭の食肉から、放射性セシウムを暫定規制値(500ベクレル)を超える2300ベクレルを検出。
さらに7月9日、残り10頭の検査結果で、全頭から放射性セシウムを3200ベクレルから1530ベクレルの範囲で検出していた。なお、11頭の枝肉等については市場内にすべて保管しており、流通していない。

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