流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





シャープ/プラズマクラスター掃除機、景品表示法違反

2012年11月28日 / 商品

消費者庁は11月28日、シャープが製造販売するイオン放出タイプの掃除機について、広告で表示している一部の機能が実際にはなかったとし、同社に対して景品表示法違反(優良誤認)で再発防止を命じた。

対象となるのは、「プラズマクラスター」と呼ばれるイオン発生装置を搭載した掃除機。

シャープは2010年10月頃~2012年4月頃までの間、カタログやウェブサイトなどで、これらの掃除機の利用によって、ダニのふん・死がいの浮遊アレル物質のタンパク質が分解・除去されるなどと表示していたが、実際にはこうした性能は確認されなかった。

今回の問題を受け、シャープは同日、声明を発表した。問題の原因として、プラズマクラスターの効果を訴求する上で、掃除機の使用によって部屋全体に効果があるとの誤解を与える表現になっていた点を挙げている。

消費者庁から指摘を受けた表示については、10月末までに修正したという。

一方、同社は、プラズマクラスターの性能自体に問題はないとし、消費者庁による措置命令の対象となった掃除機以外のプラズマクラスター搭載製品の性能は問題となっていないとの立場を示している。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧