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伊藤忠商事/米国レッグウェア製造大手レンフロへ出資

2014年07月30日 / 商品

伊藤忠商事と伊藤忠インターナショナルは7月30日、傘下に米国大手レッグウェア製造・卸業のRenfro社が有するRC Holding LLCの株式の25%を取得したと発表した。

株式取得により、RC Holding LLCは伊藤忠商事の持分法適用会社となった。Renfro社は、1921年に米国ノースカロライナ州で靴下工場として設立した。

現在、ウォルマート、Kマート、メイシーズ、コストコなど世界屈指の大手小売りチェーンを主力販売先とする米国最大級のレッグウェア製造・卸として、各販売先のレッグウェア仕入れにおいてトップランクのシェアという。

独自の消費トレンド調査に裏打ちされた高い商品企画力や米国内で確立された配送網に加え、米国とメキシコの自社工場をはじめ、インドや中国における合弁工場、その他アジア諸国の提携工場など、大手小売りチェーンの厳しい管理基準を満たした最新鋭の設備や豊富な生産背景を大きな強みとしている。

伊藤忠商事は、予ねてより川下戦略の更なる推進と海外展開の加速を重点施策に掲げ、海外収益の更なる拡大に資するパートナーとの連携を模索していた。

Renfro社も、米国で培った経験とノウハウをもとに、グローバル市場での事業拡大を目指しており、今回の出資に至った。

今後、Renfro社の企画・生産プラットフォームと米国における販売ネットワーク、伊藤忠商事の川上から川下にいたるバリューチェーンを活かしたグローバルな販売力と原料調達力などの融合により、レッグウェア関連ビジネスの展開をグローバルに加速する。

日本でも、レンフロ・ジャパンと連携しながら、伊藤忠商事が長年培ってきたネットワークを最大限に活用し、国内レッグウェア市場の開拓も進めるという。

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