アースミュージック＆エコロジー、エステー／アロマディフューザーを共同開発

クロスカンパニーとエステーは8月20日、両社初の異業種コラボレーション商品earth music＆ecology（アースミュージック＆エコロジー）「アロマディフューザ」（税込3564円）を発表した。

＜earth music＆ecologyアロマディフューザ＞

クロスカンパニーが展開するアパレルブランド「earth music＆ecology」のイメージの香りを、異業種コラボレーションによって消臭芳香剤メーカーのエステーが具現化した商品。8月29日に発売する。

外箱パッケージはフランス直輸入の上質紙を使用、デザインはチキンラーメンのキャラクターなどを手がける中野シロウ氏が担当した。

＜鈴木社長と石川社長＞

20日、クロスカンパニー本社で開いたイベントで、石川康晴クロスカンパニー社長は「アパレル業界でやっていないことをやりたかった。開発力のあるエステーと組めば、価格を押させて品質の良い商品ができると思った」と語った。

＜異業種コラボのポーズをとる両社長＞

鈴木貴子エステー社長は「当社のスローガンは、空気をかえようで、当社にぴったりの企画と思った。当社の顧客は主婦が多いが、クロスカンパニーの顧客は若い人が多いので、新しい顧客との新しい接点を作りたい」と述べた。

＜アロマヨガの様子＞

レモンに似たフレッシュな香りの「ヴァーヴェナレモン」とフレッシュアップルとグリーンが香る「フルーティボア」の2種類を展開。

初年度販売目標は3万5000個で、国内のearth music＆ecology全店とクロスカンパニーの通販サイトで販売。今後、全国のバラエティショップでも販売する予定だ。

＜ヨガを体験する石川社長＞

アロマディフューザはストレスの多い社会で癒しをもたらすものとのつながりから、イベントではアロマヨガを実施。両社長もヨガに参加し、異業種コラボレーションを表現したポーズを披露した。

アロマディフューザには、新開発のソーラーファンを採用。火や電気を一切使わず、室内の光でもしっかり動くソーラーファンで香りを広げる。配合している北海道のトドマツオイルは、間伐材の枝葉から抽出しており、環境にやさしい商品だという。

石川社長は「まずは、自社の店舗で販売し、顧客の反応を見ながら、販路を拡大したい。第2段階で、バラエティショップに販路を広げ、将来的にはスーパーやドラッグストアといった自社にない、エステーが持つ販売チャネルでの展開も検討したい」と述べた。

鈴木社長は「香りはクロスカンパニーの社員が選定した。自社の社員では作れなかった香りができたと思う。企業も歴史を経ると自社の型ができてしまう。異業種コラボによって、社内の空気もかわったと思う。今後もクロスカンパニーとコラボ企画を検討したい」と述べた。

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